Investing.com | 2018年11月08日 20:23
ついこの前まで 原油は100ドルに達すると言われてきた。この予想は、イランへの制裁によって原油の供給量が減るとの推測が主な要因であった。
しかし、現在ではその他のいくつかの事象も原油価格の圧力になっている。リスクオフのセンチメントや、米国によるシェールオイルの生産、また最近の米国のイラン産原油禁輸の8ヶ国において制裁免除などがあげられる。制裁の適用免除では、制裁発動から180日間ペナルティーなしでイラン産原油を輸入できる。
結果的に、原油価格は7日間連続で下落している。しかし、日本時間18時から19時30分の90分の間で価格は、ファンダメンタルが無くも急上昇していた。この上昇の説明に対してはテクニカルでしか説明がつかないだろう。
買い機会を窺っているトレーダーにとって魅力的なことは、7日間連続の下落以外に、2016年の2月の底値26.05ドル以来の長期上昇トレンドラインに近づいて下落していることだ。昨日の61.31ドルの安値は、上昇トレンドラインまで4.5%まで近づいた。これは2017年の8月30日以来最もその上昇トレンドラインに近い。
また、RSIは23.7に到達した。これは前述した2016年序盤以来もっとも原油価格が売られ過ぎていることを指し示している。長期上昇トレンドラインに近づいていることや、売られ過ぎのコンディションはトレーダーの買い意欲をそそるだろう。
中期的なトレンドをみるとまだ疑問が残るが、8月15日の64.51ドルを下回った後でも、これはまだ長期的な上昇トレンドラインの中であると考えることができる。
まとめ:中期的なトレンドは疑問だが、長期上昇トレンドではあると言える。しかし、長期上昇トレンドであるとしても、トレーダーは「次の上昇」の前には深い調整があると考えるべきだ。
h2 トレード戦略/h2慎重なトレーダーは、10月3日の76.90ドルの高値を超えて中期的なトレンドも上昇トレンドであることを確認するべきだ。
一般トレーダーは、次の上昇の前に深い調整があるというリスクを考慮の上で、長期の上昇トレンドラインが続くとしてロングエントリー。深い調整を待つかどうかや、ロットの調整は任意だが、もし価格が上昇し始めたら機会損失になる。深い調整を意識に置きながら、いまエントリーしてもよい。
トレード例
積極的なトレーダーは、62.75ドルで終値を迎えた後でショートできるだろう。しかし、もっとこの価格以上に良いエントリーを待つ必要はない。
トレード例:
金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。