今週の商品市場の見通し:サウジ減産による原油価格下落への足止め、金価格の下落

 | 2018年11月13日 16:18

世界有数の原油輸出国であるサウジアラビアは金曜、5週間で5分の1までに下落した原油価格を食い止めるために日量50万バレルの減産計画を発表した。これを受けて月曜日のアジア取引では原油価格が急騰。しかし石油輸出国機構(OPEC)に大幅減産を求めるトレーダーからの失望感が増えると、価格は再び弱含む可能性がある。

も同様に、米国の一連の利上げが見込まれる中で下げ相場となる可能性がある。

先週金曜日の米国生産者物価指数(PPI)の急伸を受け、上昇が見込まれる消費者物価指数(CPI)と小売売上高が、ドルをさらに上昇させ、商品価格に影響を及ぼす可能性がある。投資家は米国のデータとは別に、今週のユーロ圏のCPIGDPも念頭に置く必要があるだろう。

エネルギー資源や金属でのリスク回避が継続した場合、ロングオンリー(長期保有専門)のコモディティ投資家は農業市場に流れ込む可能性がある。穀物価格の予想をするShawn Hackett氏は大豆大豆ミール小麦綿オレンジジュース木材において短期的な買いシグナルが起こると予測している。

h2 OPECが早急な対応をとる可能性/h2
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