「独身の日」の記録的な売上は、アリババ株のスランプの起爆剤にならない

 | 2018年11月13日 17:59

中国のeコマースの大企業であるアリババ(Alibaba)(NYSE:BABA)は、中国のブラックフライデーに値する11月11日「独身の日」で24時間のオンライン売上は308億ドル(約3兆4900億円)という驚異的な売上を見せた

「独身の日」は2009年にアリババによって生み出され、現在では世界最大級の購買イベントとなった。中国のeコマースで58%のシェアを持つアリババの売上は、中国の消費者の動向を抑える指標になっている。世界第2位の経済大国である中国は、現在米国との貿易戦争による打撃を受けている。そのため、今年の「独身の日」は特に重要な指標であり、中国人消費者の自信を表すものとなる。

しかし、「独身の日」の売上にもかかわらず、アリババの株は下落し、先週金曜日の終値は145ドルを下回っている。そして、アリババ株はすぐには回復しないと考えられる。