チャート分析:12日のアップル株が下落した背景

 | 2018年11月14日 09:13

月曜日のアップル(Apple) (NASDAQ:AAPL)は、5%以上の下落となった。この背景には、 米光学製品大手ルメンタム・ホールディングス(NASDAQ:LITE)が「納入の大幅な減少」の要請があったことを理由に10-12月(第2四半期)の業績見通しを下方修正していたことが挙げられる。ルメンタムの最大の顧客はアップルであり、最新のiPhone向けに部品を供給している。

しかし、ルメンタムに大幅な納入縮小の要請をした企業名を明かしていない。ウェルズ・ファーゴ (NYSE:WFC)のアナリストは「ルメンタムの最新の業績見通しは、アップルからの注文が30%減少した場合を織り込んだものだと解釈できるだろう」と述べている。ルメンタムの最大の顧客であるアップルからの収益が約30%を占めるため、この様に予想していると考えられる。しかし、繰り返し述べるがルメンタムは顧客の名前を明かしていない。

従って、12日のアップル株の下落は、単純にホリデーシーズンにおける最新iPhoneの売上に対する懸念があり、その上でルメンタムの発表が下落の引き金になったと考えられる。

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12日のアップル株下落の要因であったルメンタムのコメントが誤解だと判明した場合、押し目として買いが進むだろう。