第3四半期: テック業界の減速。小売、石油業界は好調さを示す

 | 2018年11月20日 17:46

近年で最もボラティリティーを招いた決算シーズンが終わりを迎える。これは良いニュースだ。

悪いニュースとしては、今期の決算の結果は、業績見通しよりも悪い結果になってしまったことだ。過去10年間いまだかつて見たことがないほどの成長をしてきた主要テクノロジー企業を例にとってみると、これらの企業の大半は第3四半期に停滞し、株主を興奮させるような企業再編に失敗している。

フェイスブック (NASDAQ:FB)、アルファベット (NASDAQ:GOOGL)、アマゾン(NASDAQ:AMZN)といった、経済成長の原動力となるこれらの企業の決算は、様々な側面をみせていた。投資家がこれらの企業から離れてしまった要因としては、具体性に欠ける将来への確約であろう。自社のビジネスモデルをプライバシーの侵害や政治操作の防止を最優先にしていたため、業績に大きく響いている。

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オンライン小売業者最大のアマゾンは、2四半期連続で売上高が予想を下回ったと発表した一方で、アルファベットの第3四半期売上高もアナリスト予想を下回った。検索、YouTubeを含む主要グーグルサイトからの収益の伸びが前期よりも鈍化している。