チャート分析:原油ショートで43ドルを狙う

 | 2018年11月21日 18:18

原油市場は、供給が上がる一方で、需要が減っており二重苦に陥っている。需要と供給どちらにも問題がある場合は例外的なレベルで価格が動く。10月4日から11月13日にかけての6週間で、原油は30%下落している。

供給面では、米国の原油生産は今年で約25%上昇し、日量1170万バレルにのぼっている。

また、需要面では最近の株式の下落でみられるように世界経済の低迷し、以下の2つの理由により原油需要が急激に減っている。

  1. 経済の低迷によって、インフラ整備や製造業が収縮する傾向
  2. トレーダーはリスク資産に慎重になり、原油はリスク資産としてみられる。

現在のこのような経済状況化で、ファンドマネージャーはほとんどのコモディティーを売っており、これは5年の中で最大の水準である。また、リスクオフ(※)のセンチメントはOPEC(石油輸出国機構)による減産に対する予想を上回って下落を招いている

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※リスクオフとは相場変動の大きい資産から、比較的安定している通貨や預金への資産の振り替えのこと