配当成長株の魅力 資産蓄積とリスクヘッジ

 | 2018年11月28日 18:40

長期保有の投資家は資産の蓄積や退職後の収入源を増やしたいと考えているだろう。そういった点で、配当は重要な投資戦略の一つである。企業の増益によって株価を急上昇させることが目標である成長株投資とは違って、配当成長株を狙う投資家は「企業が毎年増配を行い続けることができるのか」という企業への信頼感に焦点を当てている。

簡単な計算例: あなたは1株あたり20ドルの株式を一株買い、1ドルの年間配当を受け取ることとしよう。その場合、初期投資に対する年間利回りは5%となる。だがその企業が配当を1.50ドルへ増配した場合、20ドルの初期投資より利回りは7.5%となる。もし毎年増配を続け、2ドルに増配させた場合、利回りは10%まで跳ね上がる。

配当成長株への投資は、時間の経過とともに収益率を上げる素晴らしい手法であると考えられており、定期的に一定額の増配を行う企業への投資を我々は推奨している。一般的に、こういった企業は成熟した安定的なビジネスを行っており、長期的な理念のもとに経営を行っている。そのため、会社への評判や投資家への還元に気を使っている。

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定期的な配当からは企業の将来を予測できる数多くのことがわかる。だが、これでは損失に関して一切考慮しておらず、あまりプロフェッショナルな投資とは言えないだろう。たとえ企業が増配を行おうとしても、キャッシュフロー不足に陥ることで数ヶ月後には配当をやめる可能性もある。

我々が強い増配株と考える株式は、以下の2つである。

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