週間見通し:見通しの明るいファンダメンタルズ、弱気市場を示すテクニカル、株式市場はどこへむかう?

 | 2018年12月02日 22:33

  • 90日間の米中貿易摩擦の休止、ハト派に傾いたFRBによる株価の上昇
  • テクニカル的には未だ弱気市場である
  • トレーダーが利上げ減速を織り込み、米国10年債の利回りは一時3%を下回った。
  • ドルは1年半前の高値から0.3%離れている。
  • 金曜日、S&P 500やダウ平均、ナスダック総合指数、ラッセル 2000などの米国の主要指数は、今年最大の週間上げ幅を上回り取引を終えた。今回の上昇は、米国経済の好況感、ハト派に傾いたFRB、米中首脳会談による貿易戦争の進展などの様々な要因によって引き起こされた。

    先週はブラックフライデーとサイバーマンデーでの強い消費支出を受け、株価は高値をつけた。強い消費支出は米国のGDPを引き上げるだろう。週半ばに、パウエルFRB議長は政策金利が中立水準に近付きつつあることを述べた。この発言は、10月に同氏が政策金利は中立水準までは長い道のりだと述べたことと乖離している。

    h2 株式市場は好調であるが、弱気市場の兆候はいまだ残っている/h2
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