今週注目の3銘柄:クローガー、ブロードコム、グーグル

 | 2018年12月02日 16:24

現在の株式市場にとって、米中貿易摩擦の前進が最大の好材料となるであろう。現在、米中貿易摩擦は激化しており、米中間の全貿易額の半分に関税が掛かっている。貿易戦争は2018年の株価の下押し圧力となり、そして2019年の市場へ不確実性を与えている。

アップル(Apple)(NASDAQ: AAPL)やウォルマート(NYSE: WMT)などの米国内の主要小売業者は、貿易摩擦の進展から恩恵を授かれるだろう。ブエノスアイレスでのG20首脳会議に合わせて行われたドナルド・トランプ米大統領と習近平国家主席の会談の後、両国は交渉を再開することに合意した。それに伴って、米国は中国からの輸入品2000億ドル相当に関税を課す計画を延期することにした。一方、中国は米国の農産物、エネルギー、その他の製品の輸入を増やすと同時に、米国企業の中国市場へのアクセスを緩和することにした。

今週、これらのマクロ環境の変化に加えて、以下の三つの銘柄もまた、企業固有のニュースによって投資家たちから注目されるであろう。

h2 1.クローガー/h2

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スーパーマーケット大手のクローガー(Kroger)(NYSE: KR)は、12月6日木曜日の市場開場前に第3四半期決算を発表する予定だ。

アナリストらは、第3四半期の一株あたり純利益(EPS)を0.43ドルと予想している。アナリストの平均推計によると、売上高は276億9000万ドルとほぼ横ばいで推移すると見込まれている。