現在、下落の中で銀行株を選ぶならどれ?

 | 2018年12月07日 14:18

金融市場が揺れ動く2018年の第4四半期において、今度は米金融株にもダメージが広がっている。2018年上期では多くのセクターで上昇局面を迎えていたが、現在は反落に転じている。もし株式市場の低迷が経済減速へと繋がった場合、金融セクターが最初に火の粉を被るだろう。

多くのエコノミストが短期間での景気低迷リスクはないとみているが、市場では長期金利が短期金利を下回る、長短金利逆転(逆イールド)が起こるなど混乱が広がっている。

一般的に短期金利で預金者に利子を払い、長期金利にて貸し付ける銀行にとって、逆イールドは、利ざやの減少を招くため避けたい状況である。逆に長短金利差が広がるスティープ化は収益が大きくなるため歓迎すべきことなのだ。イールドカーブがスティープ化すると、金融機関は借入金利と貸出金利のギャップで収益をあげることができるのだ。

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