株式市場が調整局面の中、おすすめできるヘルスケア2銘柄

 | 2018年12月10日 19:59

現在の株式市場の調整局面によって、投資家は、金利政策、貿易戦争、景気後退の影響を受けないような避難先を求めている。

経済的不確実性が高い時には、健康保険会社、製薬会社、および医療機器メーカーは、一般的に他のセクターに比べパフォーマンスが優れているため、ヘルスケア株は防衛株とされている。

医療産業は、小売業者、公益事業者、ごみ収集業者のように、景気後退の中でも需要が減らない業界である。また、景気によって新薬や医療機器の普及が抑制されるものでもない。

S&P 500が2%下落している中、このような特徴によってS&P Health Care インデックスは今年9.38%上昇している。

ウォールストリートが9月に報じたゴールドマン・サックスの調査によると、ヘッジファンドのヘルスケア株のポジションは過去5年間で最高の水準であるという。ヘッジファンドのポジションのうち、テクノロジーセクターに続いて、ヘルスケアセクターが2番目(17%)に多いという。

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メルク・アンド・カンパニー(Merck & Company Inc)(NYSE:MRK)とメドトロニック・ピーエルシー(Medtronic Plc)(NYSE:MDT)は、この調整局面で安定したリターンを望める株であり、優位に立っているといえるだろう。

世界的な化学品・医薬品メーカーであるメルクは、通年を通して36%成長している。一方で、テクノロジー企業のフェイスブック(Facebook) は24%も下落している。