米株価指数先物下落、ドルと原油も下落、TOPIXは弱気相場入り

 | 2018年12月25日 18:28

h2 ポイント
  • ムニューシン米財務長官は市場懸念に対処するために大手銀行6行に電話協議を行った。政治的緊張感がある中、米株価指数先物は苦戦している。
  • ドルは下落を拡大、金と円は上昇。
  • WTI原油は底固めを失敗し、17ヶ月ぶりの最安値になった。
h2 世界の金融市場/h2

S&P 500ダウ平均ナスダック100指数は24日市場開始後では回復傾向にあったが、結果的に政治的混乱が株式市場の急落を招いた。

24日の株価上昇は、スティーブン・ムニューシン米財務長官が、米大手6銀行と電話協議が要因になって上昇していたと考えられる。ムニューシン米財務長官はその電話協議で、銀行は貸出に充てる十分な流動性がある声明を発表した。また同氏はトランプ米大統領がパウエルFRB議長を解任する意向はないと市場説得に努めた。しかしこれらは逆に一段と投資家の警戒を招いてしまった。