チャート分析:ラッセル2000の反発を狙う

 | 2018年12月25日 00:01

米中貿易戦争により、小型株のラッセル2000指数と大型株のダウ平均は負の相関となっていた。

中国への追加関税の見通しが強まった時では、外国市場の影響を受けやすいダウ平均は下落となっていた。一方で、内需色が強い小型株は貿易戦争の影響を受けにくいため、米国内における成長の余地があると考えられていた。それらの理由で投資家は、ダウ平均からラッセル2000へと資金をシフトさせていたのである。

しかし、米中間での貿易協議が進展(90日間の休戦合意)したことで、ダウ平均は上昇、ラッセル2000は下落となった。

米中貿易戦争における進展・後退は、株式市場の大きなファンダメンタルである。テクニカル分析に基づくと、次の展開としてラッセル2000は反発すると考えられる。しかし、貿易戦争が悪化することによって状況が変わる可能性はある。