チャート分析:S&P 500の上昇は失速予想

 | 2019年01月11日 20:11

S&P 500は昨年12月4日に2.7%の下落を記録し、過去最大の下落幅のクリスマスイブであった。それ以降、S&P500は大幅上昇となり、9日の終値は約2585である。

現在のS&P500の上昇は、主にショートスクイーズやテクニカル的な要因によって上昇していると考えられる。また、ファンダメンタルも上昇に寄与している。最近のドル安、米中関係の改善、利上げ一時停止の可能性、先週金曜日雇用統計などのファンダメンタルの影響がある。

S&P500は12月に15%の下落をした後で、我々は弱気相場になる前の最後の上昇があることを予想していた。S&P500は12月24日の底から約10%上昇している。10日では、この上昇による調整は終わったという見通しが強まっており、短期的には中期的な下降トレンドと同調して下落することが見込まれる。