チャート分析:アップルの上昇は「デッドキャットバウンス」

 | 2019年01月30日 00:01

本日、アップル(NASDAQ:AAPL)は2019年第1四半期決算を行う予定である。米中貿易戦争による中国での需要減退を受けて、1月2日に同社は業績見通しを大幅に下方修正し、投資家へ衝撃を与えた。多くの投資家は、貿易戦争を乗り越えることを期待していた。

この報道の後、アップル株は約6年ぶりの下落幅となる8.94%安を記録した。その後は回復を見せつつあり、25日の終値は158ドルとなったが、28日には他の銘柄とともに再び下落した。

同株の反発は、投資家が同社の業績見通し軽視し、ポジティブな見方をしていることによるものなのか。それとも、140ドルへの下落が、割安と捉えられたからなのか。

我々は同株が1月の安値をテストし、さらに下落する可能性があるとみている。テクニカル分析によると、1月上旬の下落以来のレンジはデッドキャットバウンスに他ならないだだろう。