チャート分析:ネットフリックス株は今後385ドルまで上昇の可能性

 | 2019年02月15日 18:40

アップルは、独自の動画配信サービスを4月開始を目標に進めていると、米複数のメディアが報じている。このサービスには、ネットフリックス (NASDAQ:NFLX)やHuluは参加しないとのこと。

しかし、我々はアップルの動画配信サービスへの参入が、ネットフリックスのファンダメンタルを大きく変えるものではないと考えている。アップルの参入は長期に渡りネットフリックスに影響を与えるかもしれないが、中期的にはネットフリックス株は強気相場になると考えている。世界的にネットフリックスの需要は増えている。さらに、景気が後退したとしても、ネットフリックスの月10ドルのサブスクリプション料金を惜しむとは考えづらい。

ネットフリックスは、長期的に年8%の成長をすると見込まれている。 クレディ・スイスは、「市場はネットフリックスの登録者は2028年までに3億3500万人になると見込んでいる」と述べている。この登録者数は現在の1億4800万人と比べて2倍である。また、この数字は中国を除いて、インターネットが繋がっている世帯の42%になる計算である。

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ネットフリックス株は、10年前と比べると6000%以上上昇している。また、今年だけで33%の上昇である。

ネットフリックスは、米国内の登録者が頭打ちぎみになる中で、値上げを行ってきた。しかし、この値上げ戦略も長くは続かないだろう。アップルも動画配信サービスを4月から始めるとし、ネットフリックスは価格の調整を余儀なくされるだろう。同時に、コンテンツのコストも競争により上がることだろう。HBOの「ゲーム・オブ・スローンズ」は一話あたり1000万ドルかかっている。一方で、ネットフリックスの「ザ・クラウン」はさらに30%の制作費がかかっている。