マクドナルド株の買い入れ時、事業戦略が株価を牽引する

 | 2019年02月20日 19:25

マクドナルド(McDonald’s) (NYSE:MCD)は、先月1月に2018年第4四半期決算を発表し、既存店売上高が前年同期比4.4%増とアナリスト予想の4%を上回った。ファストフード業界が苦しむ中、同決算の結果から同社の事業戦略が功を奏したことがわかる。

健康志向の高まりやジャンクフードの毛嫌いといった、消費者の消費嗜好の変化によって、ファストフード業界の現状は厳しいものとなっている。一方、テクノロジーの進化によってフードデリバリーサービスがより身近なものとなったことで、店舗の来客数も減少しているのだ。

飲食ビジネスは途上段階にある。投資家は株価の成長率や安定的な増配に飢えているため、マクドナルドのような世界大手のフードチェーン企業の株を買うとなると、非常に選り好みをする。その点、同社は競合と比較して企業成長の維持に向けて多くの施策を打っている。