カーニーBOE総裁はブレグジット後の英国に対して楽観的に:ポンド上昇

 | 2019年02月26日 14:21

英国議会にてブレグジット(英国EU離脱)修正案に対する審議が行われるので、英国議会は現在ポンドに対してイングランド銀行(BOE)よりも影響力を持っている。だが、イングランド銀行のマーク・カーニー総裁が脅迫的なトーンを和らげたことも知られている。同氏は期限が迫るブレグジットに対して前向きかつ建設的な姿勢を取っている。

同氏は何か月間もブレグジットによって引き起こされる不安定性や混乱、その他の深刻な問題を警告してきた。2月初旬に行われたBOEの政策会議の後、同氏はブレグジットの「靄」と景気後退の危険性を非難していた。だが、その数日後に同氏はテリーザ・メイ英首相のブレグジット後の英国に対する考えと同じ考えを持っているような発言をした。

同氏は、「多くの視点から、ブレグジットは新しい国際秩序における最初の実験であり、民主主義の説明責任を強化すると同時に、開放性の便益を増加させる方法が見つかるのかという厳密な試験となる可能性がある」とフロビッシャー・ホールにて述べた。「ブレグジットによって、新しい国際協力体制が築かれ、各地域、また超国家の権限がより良くバランスが取れている下での国際貿易ができるようになる可能性がある」

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード