今週のコモディティ市場の見通し: 米中間の貿易合意は原油、金にとって好材料となるかもしれない

 | 2019年02月26日 07:02

米WTI原油は1バレル60ドル、ブレント原油は70ドルに達するまで引き続き価格が上昇する可能性が高い。多くの人はそうなると考えているようだ。原油相場の見通しを立てる上で難しいことは、同水準に達した後に相場がどうなるのかということである。

米中貿易協議が合意に達した場合、金相場がどのようになるのかもほとんど分からない金相場の今後の展開についても同じようなことが言える。マクロ的アナリストな分析者は、先週20日に11ヶ月間におけるの最高値である1オンス1350ドル近辺をマークした金先物は、米中が合意に達した場合大きく下落するとみている。しかし、現物取引を行うディーラーは、景気の回復上向きによって宝飾品の需要が高まると考えている。

h2 原油価格のV字回復は継続するのか?/h2 h3