チャート分析:GEはキャッシュ・フロー赤字見通し、ショートが加速

 | 2019年03月07日 15:00

6日のゼネラルエレクトリック(NYSE:GE)の終値は、マイナス7.89%と大幅下落となった。これは、昨年の11月以来最大の下落幅である。一年前の2018年6日の14.64ドルから現在では約30%以上下落したことになる。

GEのラリーカルプCEOはキャッシュフロー赤字見通しを発表した。今後、新株発行や、債権の発行、事業・資産の売却などの可能性がある。これらのニュースは株主にとっていいことではない。また、この悪材料はトレーダー達のショートを引きつけるだろう。

昨年GEの18年12月期のキャッシュフローは、45億ドル黒字だった。この潤沢なキャッシュからの赤字見通しは、現在の経済低迷が反映されており、投資家の米国の史上最大の景気拡大が終わる懸念を高めているだろう。

GE株の下落は押し目となるだろうか?我々はそう思わない。