週間見通し:押し目なのか、それとも強気相場の最後なのか?

 | 2019年03月11日 09:09

  • 米主要株式指数は先週、すべての営業日で下落した
  • 最近の小型株のアウトパフォームはインフレの上昇を示している
  • 米国債は株式がさらに下落することを示している
  • ドルとWTI原油は弱気相場入り

2017年9月以来で最も低調な結果となった雇用統計を受けて、先週はマーケットにとって最悪な1週間となった。今週の株式市場は強気相場の終焉を前に最後の上昇となるのか、それとも買いの機会となるのかを疑問に思うだろう。

米国株式市場は先週1週間すべての営業日で下落し、ドルも下落した。原油 価格の下落を受けて、エネルギーセクターが1.87%でアンダーパフォームしている。エネルギーセクターは0.7%安の生活必需品セクターや0.21%安のヘルスケアセクターと比べて大幅に下落している。ディフェンシブセクターである公益事業セクターが0.35%でアウトパフォームしている。

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週次では、同指数は2.16%安であった。エネルギーセクターが3.84%でアンダーパフォームしており、民主党の推進する「公的医療保険制度」により注目を集めているヘルスケアセクターが3.82%安で、エネルギーセクターに続いて不調なセクターであった。