チャート分析:11日米国債利回りは反発したものの、今後下落していく

 | 2019年03月12日 09:01

11日の米10年債利回りは25ポイント高で2.65となり、数週間ぶりに上昇した。

これはCBSのインタビューにて、パウエルFRB議長がFRBは金利は「適切な」水準にあり、「中立に近い」と述べた後に利回りの上昇は加速した。同氏は、現在においては政策金利の変更を急ぐ必要はないと考えているのだろう。

1月の「忍耐強く」対応するという声明以来、ハト派な姿勢を強めている。昨年の市場での解釈では、FRBは政策金利を変えず4度目の利上げを行うことを見込んでいた。

政府機関の一部閉鎖や、経済指標発表の延期などの後で、事態の収拾のためにも利上げを急ぐ必要はないのだろう。