アップル株は買い時か?サービス事業に期待

 | 2019年03月28日 16:25

アップル(NASDAQ:AAPL)は今週、強力な好材料を提供した。フラッグシップ製品への需要が弱い中で、同社は大規模な顧客基盤を利用して成長を加速させていく戦略を示した。

成長戦略の一環として、アップルは25日に様々な新サービスを発表した。動画配信サービスやゴールドマン・サックス(NYSE:GS)とのパートナーを結んだクレジットカード、300以上の雑誌や新聞が読み放題のApple News+、定額制ゲームサービスなどである。様々な産業の構造を変えてきた同社は、依然として成長期であることを示している。

戦略転換の中で最も注目すべきは、ネットフリックス(NASDAQ:NFLX)やディズニー(NYSE:DIS)などとの競争が予想される映像配信サービスへの参入である。アップルの映像配信サービスである「Apple TV +」は広告がなく、オンデマンドで利用でき、オフラインの状態でも視聴可能である点が特徴だ。

アップルは今年の秋に100以上の国で同サービスを展開する計画である。今のところ、サービス料金は公開されていない。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

一方、アップルカードは年会費、延滞料、外貨手数料が掛からない点が魅力的である。

h2 もはやiPhoneだけではない/h2

アップルのサービス事業の強化は、同社がiPhoneに依存せず、ハードウェア事業の減速を阻止するためのさまざまな選択肢があることを示している。しかし、投資家は同社株を保有すべきか否かについて疑問に思っている。

10月に同社株は233.47ドルという最高値を記録した後、約18%安となっており、S&P 500の中でアンダーパフォームしている。しかし、過去1年間では約8%高となっており、昨日の終値は186.7ドルである。