チャート分析:ブレクジットが長引く中で、粘り強い英ポンド

 | 2019年03月28日 14:00

英国は2016年6月23日の国民投票でEU離脱が選択された以来、離脱に伴う話題は市場に大きく影響を与え、ニュースを賑やかせてきた。

しかし驚きなのは、英ポンドは2019年でもっとも良いパフォーマンスであることだ。さらなる上昇も考えられる。

1985年から2016年の6月までの31年間のポンド/ドルの底は、1.4000であった。2016年の国民投票の結果によって、ポンド/ドルは初めてその30年間の底値を割った。そしてこの1.4000の水準がサポートラインからレジスタンスラインとなったのである。2018年では1.4000のレジスタンスラインを試したが、1.2500まで戻す結果となりダブルトップを形成した。1.2500は1985年以来の最安値である。