チャート分析:原油価格は続伸、トランプ氏の価格抑制ツイートに反する動き

 | 2019年04月02日 15:01

WTI原油は市場心理の回復に伴い、昨年の11月8日ぶりに60.74ドルの水準に到達した。 我々は世界経済低迷の懸念の中で、原油価格は上昇すると考えている。

原油価格は、株式市場の動向に追随している。米国株式では、昨年のクリスマスイブで底を打ち、2019年の1月−3月で上昇を続けてきた。世界経済の見通しが不明瞭な中で、原油価格も上昇を続けているが、最近では徐々に上昇勢いが弱まっている。

他の原油価格に対する悪材料としては、トランプ米大統領によるツイートの影響がある。トランプ氏は3月28日、OPECプラスに対し増産を要求し、原油価格をの上昇を抑制しようとした。しかし、同氏のツイートは以前のような影響力はなくなっており、結果的に原油価格は続伸している。