IPOプレビュー:テック系ユニコーン企業の「ピンタレスト」は高い収益性を持つ

 | 2019年04月04日 18:26

リフト(NASDAQ:LYFT)やリーバイ・ストラウス(NYSE:LEVI)のIPOなど、2019年はビッグネームが数多くIPOする年となっている。ソーシャルメディア大手のピンタレストは先週29日、証券登録届出書を提出した。同社は4月末もしくは5月上旬にIPOを実施する予定である。以下が同社の財務諸表から得た我々の見解である。

サンフランシスコに拠点を置くピンタレストは、アイデアの発見と共有に特化したウェブサイト/アプリケーションであり2010年から提供している。フェイスブック(NASDAQ:FB)のインスタグラムなどの他の画像共有サービスとは異なり、ピンタレストのユーザーはインスピレーションを得るために利用する。同社の設立者は、ユーザーはピンタレストを「アイデアのカタログ」として利用するものだと述べている。

外部の報告書によると、同社のユーザーの約80%が女性であり、ユーザーの約3分の1がミレニアム世代である。我々の見解では、同社はニッチな事業でありフェイスブックの競合にはならないと考えている。これが重要なポイントである。例えば、スナップ(NYSE:SNAP)はフェイスブックと直接的に競合するようなビジネスであったため、スナップの事業成長は厳しいものとなっている。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

ピンタレストの時価総額や発行株式数は不明であるが、時価総額は約1200億ドルとなることが予想されている。

h2 ユーザー数:堅実な成長を見せるもスローペース/h2