2019年テンセントは回復の兆し

 | 2019年04月05日 14:56

昨年、テンセント(OTC:TCEHY)は様々な苦難を乗り越えた。収益性の高いゲーム事業は中国政府の規制によって大幅な減収に直面した。同社は資金投下を抑えることを強いられる状況になり、広告事業も大きく打撃を受けた。

2018年、世界最大のゲーム市場である中国では青少年の近視率が上昇したことを受け、政府が新規ゲームの承認を凍結した。結果、テンセントの12-3月期においての純利益は前年比32%の減少となった。これは2004年の上場以来最大の減少幅となった。

しかし、テンセントは回復の兆しも見られている。「フォートナイト」や「プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ」等のタイトルを中国政府が承認する見通しだ。実現すれば、テンセントは40%以上の売上げ増加となるだろう。

h2 改善を見せるマクロ環境/h2

これらの前向きな進展に後押しされ、今年に入ってテンセントの株は続伸している。ニューヨーク株式市場での昨日の終値は48ドルとなった。年初来株価は22%高となっている。

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