原油価格上昇、OPECはトランプ氏を様子見

 | 2019年04月12日 17:21

※この記事は2019年4月11日に投稿されたものです。

原油価格は上昇しており、WTI原油は1バレルあたり60ドル台、ブレント原油では70ドル台を安定して上回っている。

トランプ米大統領は原油高値への嫌悪感を散々示していた。しかしながらイランとベネズエラに対する制裁により2月・3月の原油供給量は減少し、皮肉にも同氏の政策が価格上昇の一因となっている。

サウジアラビアとカザフスタンの3月期の減産によっても、原油供給量は打撃を受けている。この動きは4月期も続きそうだ。リビアでの内戦では輸送船への被害はなかったものの、価格上昇の一助となっている。