JPモルガンのQ1決算は、今後の銀行株の指標となる

 | 2019年04月12日 16:00

  • 決算報告日: 2019年1-3月期(Q1)決算は4月12日 市場開場前
  • 予想売上高: 284億5000万ドル
  • 予想EPS: 2.35ドル
  • JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)は本日、1−3月期(Q1)決算報告を市場開場前に控えている。投資家は同社の10-12月期(Q4 )の決算が振るわなかった後で、今後のトレンドを見極めようとしているだろう。

    融資事業の伸びと、投資銀行部門の堅調な事業に牽引され、過去12ヶ月でJPモルガンの業績は堅調であった。昨年同社は米国の税制改革による恩恵も受け、7−9月期(Q3)では過去最高の純金利収入を記録した。しかし、10−12月期(Q4)では利益が予想を下回った。債券トレーディング事業・営業収入は前年同期比18%減の18億6000万ドルとなり、過去10年で最も悪い水準であった。また、費用の増加は利益を圧迫していた。利益と収入もどちらも市場予想を下回り、このような利益減少は2015年以来であった。

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