ウーバー(Uber) IPOプレビュー:2019年最も期待されているIPOの前に業績をチェック

 | 2019年04月25日 17:33

長年何度も繰り返されたタイミングについての推測を経て、今年一番注目されているIPOがようやく行われようとしている。12日提出の同社フォームS1によると、5月中の上場を予定しているという。直近の数年間で最大のIPOとなる見通しだ。

Uberの登場によって、同社のウェブサイト・アプリに登録すれば誰でもタクシードライバーになることができ、旧来的であったタクシー業界はここ数年で大きく変わった。同社はドライバーと乗客両方から支持を集めて、今まで数十億ドルの私募調達に成功しており、シリコンバレーを騒がせている。

ロイターによると、UberはIPOによって100億ドルを調達しようとしているという。成立すれば、アメリカ史上7番目に大きなIPOとなる見込みだ。すべて計画通りに事が運べば、時価総額は1000億ドルになると見られている。IPO時の時価総額としては2014年のアリババ(NYSE:BABA) 以来の規模となる。

h2 カギとなる指標/h2

同社のファイルS1は200ページ以上に上るが、KPIについては驚くほど情報が少ない。重要なユーザーに関する数字については、同社は月間アクティブプラットフォームコンシューマー(monthly active platform consumers、MAPU)という指標を公開している。