【米国株】大型株と小型株、どちらに投資すべきか?【S&P 500 vs. ラッセル2000】

 | 2019年05月16日 18:37

正しく株式投資をすれば、多くのリターンを得ることができる。しかし、特定の銘柄に注目していない限り、選定する際に大型株と小型株のどちらに投資すべきかで迷うだろう。

基本的に、大型株は時価総額が100億ドル以上の銘柄を意味し、小型株は時価総額が20億ドル以下の銘柄を意味する

大型株と小型株の両方にベンチマークとなる株式指数が存在する。大型株の場合はS&P 500、小型株の場合はラッセル2000が代表的である。S&P500の構成銘柄における時価総額の中央値は220億ドル、ラッセル2000の構成銘柄における時価総額の中央値は8億ドルである。

アップル(NASDAQ:AAPL)、マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)、アマゾン(NASDAQ:AMZN)はS&P500の構成銘柄であり、すべて1兆ドルを上回る時価総額である。一方、ラッセル2000の中で時価総額トップ3であるトレードデスク (NASDAQ:TTD)、クリー (NASDAQ:CREE)、クーパソフトウェア (NASDAQ:COUP)の名前は聞いたこともない人が多いだろう。

基本的に小型株が大型株をアウトパフォームするということが、過去10年間で周知されてきた。しかし、それは本当だろうか。以下の表はS&P500とラッセル2000の年間収益率(配当込み)である。この表から以下の2点が分かった。