チャート分析:米国債買い加速

 | 2019年05月17日 15:00

トランプ米大統領が華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)による米製品調達を事実上禁止したことを受け米国債買いが先行している。一方、安全資産としての日本円スイスフランは反落している。

トーマス・バーキン米リッチモンド連銀総裁による、企業心理を懸念しつつも金利は据え置きたいという声明の影響もあるだろう。

投資家らは、これらの要因を元に今年遅くに利下げが行われると予測している。また、これにより債券需要が高まると見られる。

15日の10年債利回りは3.4ベーシスポイント低下の2.357となった。これは2017年12月以来の低水準である。

利回りが下がり続ければ、米国債保持者にとっては利幅が上がり続けることになる。