チャート分析:中国レアアース輸出制限下でのトレード

 | 2019年05月31日 15:01

ファーウェイを含む一部中国企業に対し、米国側が中国製半導体等の部品購入を禁じたことを受け、米中貿易戦争は紛糾している。これに対し中国側は通商交渉の切り札として、コンピュータ生産に欠かせないレアアースを米国に対し禁輸する可能性を示唆している。

この状況下でトレードを行う場合はあるETF(上場投資信託)が選択肢の一つになるだろう。

ヴァンエック・ヴェクターズ・レアアース/ストラテジック・メタルズETF(NYSE:REMX)は5月13日に底値を付けたのち、この2週間で15%上昇した。

これは中国のレアアース輸出制限のニュースに対し「噂で買われた」古典的な例と言える。湧き上がる疑問は今やこれが世界中で話題になり「事実で売られる」のかということだ。この答えは「場合によりけり」だ。