今週注目の3銘柄:ブロードコム、ルルレモン、ユナイテッドテクノロジーズ

 | 2019年06月10日 21:01

米国株式市場の強気相場が戻りつつある。米中貿易摩擦で下げ圧力を受けたのち、FRBが不況を避けるべく利下げを行う可能性が浮上したことが背景にある。

今週米国とメキシコが移民問題で合意したことも市場心理の回復を支えた。

メキシコが不法移民対策を強化すると表明したことを受け、トランプ米大統領は対メキシコ追加関税を無期限延期した。

企業それぞれの動向に焦点を当てたい投資家に勧められる3銘柄は以下の通りだ。

h2 /h2 h2 1. ブロードコム/h2

ブロードコム(NASDAQ:AVGO)は中国との貿易摩擦の中でも注目する価値のある半導体企業だ。

同社は6月13日大引け後に3-5月期決算報告を行う。予想EPSは5.21ドル、予想売上高は56億9000万ドル。

大部分の半導体企業が米中貿易戦争に曝される中、ブロードコムが今年下半期の収益予想を下方修正する可能性も高い。

半導体市場の低迷は長引き、より悪化するとの注意喚起がなされている。

米国による中国製品に対する25%の追加関税やファーウェイの禁輸リスト追加、対する中国の報復措置などにより半導体市場のサプライチェーンは滞り、ブロードコムのような企業が被害を被る可能性がある。

しかし直近の半導体市場の低迷にも関わらず、ブロードコムはなおも買い銘柄であると言える。多角化された製品ラインや4.1%という高い配当利回りが背景にある。