今週注目の3銘柄:エヌビディア、アップル、ナイキ

 | 2019年07月01日 13:43

29日にG20大阪サミットで行われた米中首脳会談は、市場の期待に沿う結果となった。両国間の貿易摩擦は世界経済に減速の不安を与えていたが、両首脳は再び通商合意に向けた交渉の席に着く事に合意した。

直近の株式市場が強気相場になっていた事からも分かるように、週末のG20サミット前から、市場はポジティブな結果を期待していた。米中間の関係性が好転し、米FRBによる利下げが行われるだろうとの期待から、6月のS&P 500は6.9%高となり1月以来最高の月次上昇率となった。

一方で、米中は最悪の結果の回避に力を注いでいるという期待が持てたものの、両国の貿易問題が早期に解決するかはまだ分からないというのが正直なところだ。このようなマクロ環境の中で、中国への依存度が高い銘柄の内以下の超大型株3社に注目したい。今週、3銘柄は上昇が期待できる。

h2 1. エヌビディア/h2

半導体メーカーのエヌビディア(NASDAQ:NVDA)は、楽観的な観測が広がる半導体セクターの急騰を牽引する銘柄となる可能性がある。同セクターは、需要と貿易問題の2つの観点ににおける不透明性により敬遠されていたため、ボラティリティが非常に高い状態が続いていた。