現在 OPECが原油市場にとって重要でないワケ

 | 2019年07月04日 16:32

※この記事は2019年7月3日に投稿されたものです。

今週のウィーンで開催されたOPEC総会で、協調減産を9ヶ月延長することが発表された。

しかし、すでに原油価格はそのファンダメンタルを消化して下落しており、OPECの原油市場への影響力を問う結果となっている。

OPEC総会が始まった1日には、米WTI原油先物は上昇した。ただ、OPECの決定よりも米中貿易協議の好転の方が原油価格に影響を与えたと考えられる。2日にはOPECプラスが9ヶ月の減産延長で合意したが、原油価格は下落するという結果となった。またブレント原油先物は2日、約4%の下落で終値を迎えた。