P&Gとスターバックス:優良株だが買い時はいつ?

 | 2019年07月04日 17:07

配当銘柄は今年の上半期、概ね上昇した。景気後退が叫ばれる中で、投資家が資産避難先として配当銘柄を選んでいるためだろう。

景気後退のリスクは依然として大きいままだが、上半期の株価上昇により、高配当銘柄は高額なものとなってしまっている。そこで次の株価下落が起きた際、押さえるべき2つの銘柄について本日は紹介する。

h2 1.P&G/h2

消費財世界最大手のP&G(NYSE:PG)は、同セクターにおける高配当銘柄の一つである。

同社は過去128年間配当を続けており、62年連続で配当額を引き上げている。不況、戦争、干ばつなどいかなる逆境の中でも利益を生み出してきた。

しかしあなたが今、同株をポートフォリオに加えようとしているのならば、それは時期が悪いと言えるかもしれない。同社の配当利回りはここ4年の平均の3.4%を遥かに下回る年率2.7%となっている。PERは26.52倍となっており、5年ぶりの高水準に近づいている。