改革続く大麻セクター:新トレンドの始まりか?

 | 2019年07月11日 17:34

先週の大麻セクターにおける最大のニュースは、キャノピー・グロースのブルース・リントン共同最高経営責任者(CEO)が辞任を表明したことだろう。世界最大の大麻企業の創設者である同氏は3日、米飲料大手コンステレーション・ブランズ(NYSE:STZ)の圧力を受けた取締役会により、退任に追い込まれたのである。

リントン氏の辞任について、これがキャノピー・グロース(NYSE:CGC)(TSX:WEED)の最新収益を受けてのものだと指摘するものもいる。先月発表された決算報告では、3億3560万カナダドル(2億5583万米ドル)の純損失が明らかとなり、コンステレーション・ブランズに忍耐を強いる結果となった。

マーク・ゼクリン前共同CEOが新たに単独CEOに就任し、キャノピー・グロースの株価は大きく揺れ動いた。リントン氏の解雇が明らかになった際、同株は約3.6%(1.44米ドル)急落し、39.095米ドル(59.40カナダドル)の安値まで下げたものの、先週末までに最大40.16米ドル(52.63カナダドル)にまで反発している。