商品週間見通し:原油は下落、金は上昇の見通し

 | 2019年07月16日 18:04

4-6月期の中国GDP(国内総生産)成長率は6.2%となり、1992年ぶりに低調な結果となった。このことは、世界経済や今週の原油価格へ影響を与えることが予想される。また、米メキシコ湾で発生した熱帯暴風雨「バリー」の脅威は急激に減少し、原油価格にとって悪材料となる可能性が高い。

一方、FRBによる利下げ観測が高まっていることを受けて、金は1400ドルを上回った。

中国は15日、4-6月期におけるGDP成長率が前年比6.2%となり、27年ぶりの低い伸びとなった。

アナリストによると、中国は景気刺激策を実行する可能性があるが、債務リスクや構造的問題を考慮すると、その余地は限定的であるとのこと。

先週、熱帯暴風雨の「バリー」に備えてメキシコ湾一帯の原油生産は半分以下まで減少した。

しかし、その後のバリーは勢力を弱めて熱帯低気圧に変わっており、原油精製所への影響は軽微であると考えられている。

h2 バリーへの脅威の弱まりを受け、原油価格はまちまちとなる可能性がある/h2

バリーが原油市場へ与える影響は定かではない。12日、バリーに備えて日量140万バレルの原油生産が中断された。また、精製所も活動を休止していた。

原油精製の中断を受け、短期的には米湾岸地域における原油在庫量は増加することが予想される。

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