マイクロソフト:この勢いはこのまま続くのか?

 | 2019年07月18日 15:00

  • 4-6月期(第4四半期)決算:7月18日大引け後
  • 予想売上高:3275億ドル
  • 予想EPS:1.21ドル
  • マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)の4-6月期決算が、予想を下回るとは考えにくい。

    同社のサティア・ナデラCEOによる大規模な変革の後、同社はクラウドコンピューティングの分野でアマゾン(NASDAQ:AMZN)に次いで業界2位となっている。

    ナデラCEOは5年以上前、収益の多角化を試みて、データセンターなどのインフラ事業へ多額の投資を実行した。クラウド市場の拡大は同社にとって追い風となり、営業利益の拡大に貢献している。

    同社のインテリジェントクラウドは収益の30%以上を支えている。Azureなどのクラウド事業の収益は、1-3月期で41%高となり、利益率は63%まで拡大した。

    今日の決算報告においても同様に好調な結果が発表されると考えられる。同社はさまざまな規模のクライアントを継続的に確保している。1-3月期決算では、クローガー (NYSE:KR)やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ:WBA)、エクソンモービル(NYSE:XOM)などの大企業がマイクロソフトAzureを利用することで合意した。

    同社のクラウド領域での強みは堅調な株価に反映されている。