チャート分析:コカ・コーラ第2四半期決算をチャートから読み解く

 | 2019年07月23日 16:00

現在のコカ・コーラ(NYSE:KO)株のチャートが指し示すように、同社の第2四半期の決算は過去2年ではじめて市場予想を下回る結果になるだろうか?

コカ・コーラは7月23日の寄り付き前に第2四半期決算が予定されている。予想EPSは0.62ドル、予想売上高は97.9億ドルとされている。前年同期はEPS0.61ドル、売上高は85.5億ドルであった。

同社は2017年の第1四半期以来、予想EPSと予想売上高を下回ることはなかった。

アナリストは第1四半期は好決算であったため、同社に対して明るい見通しを持っている。現在では、一部アナリストは同社株は割安と考えるものもあり、もしカンナビジオール(CBD)事業に参入するのなら、大きな材料になるだろうとされている。

年初来でコカ・コーラ株は8.53%の上昇であるが、 S&P 500は18.77%の上昇でありアンダーパフォームしている。

また、競合他社であるペプシコ(NASDAQ:PEP)は年初来17.75%の上昇であり、コカ・コーラに差をつけている。

割安かつ楽観視されているのにもかかわらず、チャートを見るとコカ・コーラ株は危険信号を発していることが窺える。