チャート分析:グーグル株の好調は、広告事業の回復を意味するか?

 | 2019年07月24日 16:01

グーグルの親会社であるアルファベット(NASDAQ:GOOGL)の広告事業の売上成長は不調であるが、同社の株価は上昇トレンドである。

アルファベットの第2四半期決算(4-6月期)報告は25日の市場引け後に行われる。予想EPSは11.1ドル、予想売上高は381億6000万ドルである。

前年同期の2018年第2四半期ではEPS11.75ドル、売上高は326億6000万ドルで、予想EPS9.64ドル・予想売上高255億8000万ドルを軽々上回っていた。

しかし、2019年にはいって業績は悪化している。4月に行われた2019年第1四半期決算では売上成長率が15%までに減少し、前四半期から約20%の減少、前年同期比で24%の減少となった。

売上高は過去3年ぶりの低い伸びとなり、デジタル広告事業の競合による圧力が窺える。決算を受けて、引け後の時間外取引で約7%下落となった。

しかし、その後同社の株価は回復し上昇トレンドに回帰している。1月3日の1025ドルの安値から、昨日の終値では1148.05ドルとなっている。

アルファベットにとって、広告収入は売上の85%を占める。そして、広告売上成長に陰りを見せている現在、決算を前にこう株価が上昇しているのはなぜだろうか?

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