今週注目の3銘柄:アップル、P&G、ビヨンドミート

 | 2019年07月29日 17:01

企業決算は好調で、現在の上昇相場が崩れる様子などは見られない。ツイッター (NYSE:TWTR)とグーグルの親会社アルファベット (NASDAQ:GOOGL)が好調な決算を発表し、26日の{166|S&P 500}とナスダック総合指数は史上最高値を更新している。

今週S&P500構成銘柄の内100社以上が決算報告を予定しており、FRBによる利下げ観測が高まる中、市場のリスク許容度は上昇している。

1週間に多くのイベントが予定されている今週のような時には、ヘッドラインリスクが消えるまで見守る姿勢を貫くのが賢明だ。そんな中で、以下が今週特に注目の3銘柄である。

h2 1. アップル/h2

アップル(NASDAQ:AAPL)は7月30日の市場引け後、第3四半期(4-6月期) 決算を発表する。コンセンサス予想では、予想売上高:533.5億ドル、予想EPS:2.09ドルとなっている。

米中貿易摩擦が継続する中、同社は投資家の高い成長期待に悪戦苦闘している。第2四半期(1-3月期)では、四半期売上高が前年同期比5%減となっており、主にiPhoneの売上が17%減少した中国における売上高の低成長が原因とみられている。

同社は、もし米中間で摩擦が解消されない場合、中国における巨大な自社のサプライチェーンシステムが瓦解しうるという大きな問題に直面している。

こうした逆境にも関わらず、同社は新サービスの展開により収益源を広げ、同社株は今年上昇している。同社株は年初来33%高となっており、26日の終値は207.74ドルを記録している。