(以下、サマリー) 米国株は、最初の1時間でつけた高値でそのまま高原状態となって引け。ダレることも無かったが、一方で伸びも無かった。主要株価指数で2%以上のものは、ダウ輸送株指数と半導体SOX指数。とくに半導体SOX指数は、主要指数(ダウ公共株指数を除く)では唯一、すべての移動平均線を突破。
そもそも、人民元が11営業日ぶりに反発していた。くわえて、中国商務省が、アメリカと9月に予定されている対面協議について話し合っているという報道。
マクロ的な材料では、米中協議に水をさしかねない問題として、アメリカが華為に関し新たな技術窃取の疑惑で捜査をしていると発表している。アメリカが、中国に対し制裁緩和をしない意思表示がここに現れている。あくまで追い詰める。
一方、一連の米中関税引き上げ競争で、ダメージを受けているとアナリストはよく言うが、昨日発表されたアメリカの国内自動車販売(8月分)は、前年同月比5%増の162万台の見通しであることが判明。 販売台数が堅調、平均販売価格も上昇、8月の自動車購入の支出は過去に例を見ない規模になる。このうち新車販売は過去最高になる。アメリカの消費活動がむしろ活発になってきているということがわかる。
日経CME円建ては20690円。日経平均先物夜間取引は20700円。 現物指数は20460円でしたから、200円級の上昇は期待できそう。
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