トウモロコシ価格の上昇、ドル高 商品安の中

 | 2019年10月10日 15:13

様々なコモディティがドルの下押し圧力を受ける一方で、米トウモロコシは値を上げて取引されている。

気候変動によるトウモロコシ生産量の減少/h2

米中西部のコーンベルトにおいて急激に気候が冷え込み、米トウモロコシ先物は5週続伸となっている。ミネソタ州では、12日に降雪が予想されている。農業アナリストのDan Hueber氏は7日、コーンベルトにおける異常な湿度や低気温により、トウモロコシの生産量が減少する見通しを示した。

「湿度と気温はともに例年から大きく外れており、トウモロコシにとって決して良い気候ではない」

売り越しから反転へ/h2

一部のアナリストは、シカゴトウモロコシ先物のショートポジションがあまりに多く積みあがっている点に注目している。

週間の投資家向けレポートによると、362049のロングポジションに対して376055のショートポジションとなっている。しかし、今後1週間でネットポジションは反転し、持続的な価格の上昇に転じる可能性が高い。

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トウモロコシ先物は、7日に1ブッシェルあたり3.88ドルを下回って取引を終えた。しかし現在の調子だと、4ドルを突破するとみて間違いないだろう。