年初来70%高のアップルは、2020年も好調と予想

 | 2019年12月17日 10:15

2019年も終わりに近づくにつれ、今年の相場を振り返るのに良い機会であろう。

FAANGsのようなハイテク高成長株の中でも、アップル (NASDAQ:AAPL)の今年の成長は目を見張るものがあった。2020年に向かうなかで、アップルの株価の上昇は来年も続くのかどうか改めて分析する価値があるだろう。

2019年のアップルは、iPhone11シリーズが発表されるまでiPhoneの売上の伸び悩みや、米中貿易戦争の懸念が長引き、不明瞭な見通しが続いていた。中国は同社の売上の20%を構成し、また同国はパーツのサプライヤーとして重要な役割を果たしている。そのため、関税戦争の行方は大きくアップルへの影響が出ることが予想されていた。

アップルは2018年8月の最高値から30%以上下落して2019年を迎えた。しかし、今年は月日が経つにつれて、アップルはこの貿易戦争も乗り切る強さを証明してきた。