フェイスブックは好決算となるが下落。押し目買いか?

 | 2020年02月07日 17:23

フェイスブック (NASDAQ:FB)は1月29日に224.20ドルの史上最高値をつけたが、同日にあった第4四半期決算は好決算であったものの、株価は6%以上の下落となっている。

売上高は210.8億ドルで1株利益は2.56ドルであり、アナリスト予想を上回る結果であった。売上高においてはインスタグラムや動画広告に押し上げられ、 過去最高の第4四半期となった。

しかしながら、前年同期比は25%の伸びであり、この売上成長率は過去最低である。さらに反トラスト法違反の疑いの調査や、規制強化による負担がかかる中で、業績見通しは十分に明るいものではなかった。

フェイスブックのデイビット・ヴェーナーCFOは、カンファレンスコールでEUの一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)やカリフォルニア州消費者プライバシー法(California Consumer Privacy Act.)などの規制による影響がまだ決算には十分に反映されてはおらず、今後の見通しも不明瞭であることを語っている。

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同氏は「我々は第1四半期の売上成長率(前年比)は、第4四半期の成長率と比較して1桁台半ばから1桁台前半の減少となることを予想している」とし、「減少の要因としては、我々が成熟期であることに加えて、世界的なプライバシーに関する規制の強化や、ターゲティング広告に関連した逆風の影響である」と続けた。

押し目買いか?/h2

2月3日の終値は204.19ドルとなり、決算発表以来6%以上の下落となっている。フェイスブックは、政治広告や、ヘイトスピーチ、過激なプロパガンダの抑制などに取り組み、2018年の12月の底値から約60%以上の回復を見せている。