【米国株】市場が低迷する中でお勧めの高配当2銘柄

 | 2020年04月02日 14:03

4週間に渡る暴落相場の中、市場はいつ底を打つのだろうか?

それはまだ誰にも分からない。新型コロナウイルス(COVID-19)の急拡大は、あらゆる金融市場に大混乱をもたらしており、終わりの兆しもまだ見えそうにない。

しかし一部のアナリストは、各国政府が新型コロナウイルスを引き金とする景気後退に対してあらゆる金融・財政政策を打ち尽くし、市場はすでに底を打ったと考えている。実際、クレディ・スイスのアナリストは、以下のように述べている。

「発表された米国の景気刺激策を考慮すると、景気が最悪の状態に陥るリスクは大幅に下がったと考えられる」

「このような不安定な市場では投資家が底値で買うことはほとんどないため、市場の底が明らかになるまで待つのではなく、早期に動くことにメリットがあると考えられる」

他方、企業が何百万人ものリストラを行い、新型コロナウイルスが蔓延し続ける中で、この先にはさらなる下落が待ち受けていると考えるアナリストもいる。バークレイズのアナリストは、ダウ平均株価が90年ぶりの上げ幅で3日続伸となったことに対して、このような反発は急落した後では持続性がないと指摘した。

依然として不透明感が続く中で最も安全な戦略は、短期的にも長期的にも弱気相場を切り抜けられる銘柄に焦点を当てることである。そして、底が見えてきた際にその銘柄を買う準備をしておくことだ。以下が長期投資に適している2銘柄である。

1.シスコシステム/h2

シスコ・システムズ (NASDAQ:CSCO)は、キャッシュリッチなテクノロジー企業であり、今後反発する可能性が高い。同社はネットワーク機器サプライヤーとして確固たる地位を築き上げている。過去1か月間でナスダック100が10%安であるのに対して、同株は2.8%安であった。1日の終値は39.31ドルであった。

シスコは、ルーターやスイッチなどコンピューターをネットワークへ接続する際に使用する機器で世界最大手である。ハードウェア業界の循環的な性質によって同株は下落し続ける可能性もあるが、企業にとって重要性の高いネットワーク機器への投資が滞るとは考えにくい。