【決算プレビュー】スターバックス、業績は回復するのか

 | 2020年04月27日 12:34

  • 2020年第2四半期決算:4月28日大引け後
  • 予想売上高:59億1000万ドル
  • 予想EPS:0.34ドル
  • 人気コーヒーチェーンのスターバックス (NASDAQ:SBUX)は、新型コロナウイルスの影響を強く受けている。同社第2四半期(1-3月期)決算では、その影響が明らかになるだろう。

    小売業にとって重要な指標である米既存店売上高は、年初らか3月11日までで8%増となってる。3月末までには北米内の多くの店舗を閉鎖し、営業時間も削減しているため、売上高は60~70%減となっている。

    新型ウイルスが米国市場と中国市場へ大打撃を与えており、同社の第2四半期の利益は約半分まで減少すると見られる。

    また、同社は新型ウイルスの不透明感を理由に、2020年の業績見通しを撤回した。2020年度の売上高は6%~8%増、世界既存店売上高は3%~4%増と予想されていた。

    消費者が飲食店への来店を控える動きは、新型ウイルス終息後も継続する可能性がある。そのため、同社は投資家に対して、次の2四半期は厳しいものになるだろうと警鐘を鳴らしている。