せんと | 2020年06月03日 17:30
ヨーロッパのEU加盟国が使用している共通の通貨「ユーロ」。
アメリカドルとともに注目されていますが、そもそもユーロ通貨を導入した目的は何だったのでしょうか?
普通に考えたら、日本円やアメリカドルのように国が違ければ通貨が違うのは当たり前のことですよね?
今日はそんな話を深掘りしていきたいと思います。
それでは今日もお付き合い下さい。
ユーロは、EU (ヨーロッパ連合)加盟国で通用する共通の通貨です。
ユーロが誕生したのは、なんと1999年のことでした。
まだ誕生してから20年くらいしか経ってないんですね。
そして、実際に使用されるようになったのは2002年1月1日からです。
ユーロが導入されたときには、EUの加盟国は15カ国あったんですが、ユーロに参加した国は11カ国でした。
2004年5月1日
など東ヨーロッパ諸国を含む10カ国がEUに加盟
2007年1月1日
2013年7月1日
クロアチアの参加によって、加盟国は28になりました。
歴史が大きく動くことになりました。
イギリスのEU脱退については、記憶に新しい人も多いと思います。
2016年、イギリスでEU脱退の是非を問う国民投票が行われて、離脱指示が過半数となりました。
イギリスはその後、加盟国の首脳らが構成する欧州理事会に離脱を通告して、離脱の手続きが行われました。
そしてイギリスは、2020年1月にEUを離脱した最初の加盟国となりました。
政治的基準
経済的基準
そして、EUの政治的目標と経済通貨同盟の理念を共有できることです。
合計19か国で、残りの8か国は参加を見合わせています。
ユーロ紙幣は、5、10、20、50、100、200、500の7種類ですが、500ユーロの新規発行は中止になっています。
ユーロ硬貨は、1ユーロと2ユーロ、そしてユーロの下の単位のセントが、1、2、5、10、20、50セントです。
ユーロ紙幣の面にはヨーロッパの建築様式をイメージした建物が描かれています。
面白いことに、基本的に各国の紙幣にはその国の有名な建築物等の写真が描かれていることがとても多いですが、ユーロに関しては架空の建物の門や窓が描かれています。
これは、ヨーロッパ共通の通貨を目指しているので実際の建物にしてしまうと、選ばれなかった国から文句が出てきてしまうからです。
架空の門や窓は、EUの公開性のシンボルとされています。
そして、紙幣の裏には様々な形の端がデザインされていて、右の方にはヨーロッパの地図が描かれています。
このような橋も架空のもので、世界を結ぶシンボルとして描かれています。
硬貨は、オモテ面だけが共通になっていて、裏面は各国が独自のデザインをつけています。
こんな話を聞くと、いろいろな国の硬貨を集めたくなってしまいますねww
世界史などを勉強した人はわかるかもしれませんが、大昔からヨーロッパは戦争が絶えない地域でした。
そこでユーロを生んだEUという仕組みは、「ヨーロッパ全体を1つの国にして二度と戦争が起きないように」という願いから作られました。
それぞれの国の政治は独自に進めていきますが、共通の通貨を持って最終的に連邦国家になるということを理想にしています。
国ごとに通貨が異なっていた時代には、ヨーロッパを旅行する人は隣の国に入るごとに両替と、パスポートの申請が必要でした。
しかし、今では「ユーロ」という共通のお金を使用して、ユーロ圏の移動は基本的に自由ということもあって、ずいぶんと行き来が楽になりました。
国境付近に住んでいる人は、隣の国の品物のほうが安いとなると、国境渡ってスーパーへ買い物に行くなんて人もいるそうです。
なんかワクワクしちゃいますね。
今回は、ユーロについて話をしてきました。
日本国内では基本的に日本円しか使用されませんが、私が住んでいる香港ではいろいろな通貨を見る機会があります。
世界基軸通貨とはアメリカドル、もちろん住んでいる香港の香港ドル、中国圏なので中国の人民元、フィリピン人やインドネシア人も多いので、両替所も無数にあります。
いろいろなお金が混ざりすぎて、おつりの香港ドルの20ドルの中に、20ユーロが入っていたこともありましたww
さすがにお釣りをもらったときに気づいたので、すぐに間違ってることを伝えましたけどねっw
香港ドルの20ドルの価値は大体280円くらいですが、20ユーロは2400円位の価値ですからね。
さすがに言わないと、かわいそうですもんねw
話が脱線してしまいましたが、そんなヨーロッパの事情からたくさんの国をまとめて、1つのヨーロッパとしてまとめることを目的として、EUとユーロが作られました。
しかし、先進国と発展途上国との格差もあるので、ギリシャ危機などのバランスが取れない国もあるので、まだまだ問題が山積みです。
今日も、読んでいただきありがとうございました。
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